DirectShowを使うには

 まず,ライブラリを生成しなくてはならない.DirectShowをインストールした場所に“BaseClasses”フォルダがある.例えば“C:\Program Files\Microsoft DirectX 9.0 SDK (August 2005)\Samples\C++\DirectShow\BaseClasses”である.で,この中に“baseclasses.sln”があるので,ダブルクリックしてVisualC++を起動し,おもむろにビルドする.このとき,Debug版とRelease版どちらもやっておこう.すると,“BaseClasses\Debug”と“BaseClasses\Release”の中に“strmbasd.lib”及び“strmbase.lib”が生成される.
 そしたら,VisualC++のメニューにて,「ツール→オプション→Projects→VC++ディレクトリ」で,「ディレクトリを表示するプロジェクト」を「インクルードファイル」にし,“C:\Program Files\Microsoft DirectX 9.0 SDK (August 2005)\Samples\C++\DirectShow\BaseClasses”を追加(場所は適宜変更).同じように,「ライブラリファイル」にて“C:\Program Files\Microsoft DirectX 9.0 SDK (August 2005)\Samples\C++\DirectShow\BaseClasses\Release”を追加.Debug版にするときは変更すること.
 次に,メインプログラムファイルの先頭に以下を記述する.

#include <dshow.h>
#include <streams.h>
#pragma comment(lib,"strmiids.lib")
#pragma comment(lib,"quartz.lib") 
#pragma comment(lib,"strmbase.lib")
#pragma comment(lib,"msvcrt.lib")
#pragma comment(lib,"winmm.lib")

Debug版の場合は“strmbase.lib”を“strmbasd.lib”に変更する.そして,メニューの「プロジェクト→プロパティ」の,「C/C++→コード生成→ランタイムライブラリ」を“マルチスレッドDLL”にする.これで準備はOK(のはずだ).


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